すべての非モテをHackする。
非モテハッカー1号のりょうた塾長だ。
目次
中学時代モテるやつは運動部のレギュラーだった。
運動部のレギュラー。
モテる響きをびんびんに感じますね。
こと中学生なんかでは一番もてるタイプの種族ですね。
そんなわたしも中学生時代はいつも恨めしく見ていました。
えっ?お前は運動部じゃないのかって?
ええ、中学の頃は思いっきり帰宅部でしたよ。
なんせ、運動が苦手で特に球技のセンスに乏しかったのでね。
中学の修学旅行の話。
わたしはボンボンの家庭の生まれたので私立中学に通っていました。
行先はオーストラリアです。
バスケ部が現地の学校の人と交流試合をやったんです。
それはもうまぶしかったですね。
同じ中学生なのに。
「ディーフェンス!ディーフェンス!」
「きゃーあああ!」
とか。
女子とか本気で応援するんですよ。
彼らは脚光を浴びて、わたしはそれを冷めた目で見ている。
帰りのバスの中で寝たふりをしながら意中の女子の裸体を想像していましたよ。
でも、当時すでに思ってましたよ。
自分はステージ外の人間だって。
だって少なくとも自分には運動は無理だって決めつけていましたし。
彼らは夢でした。
現実にはならない夢。
でも夢だから、憧れなんですよね。
憧れをあきらめきれない高校生
自分には運動なんて無理って決めつけていた私は高校は最初から帰宅部にするつもりでした。
ちなみに中学の頃はアーチェリー部とソフトテニス部を途中でやめました。
やめるくらいなら、最初からやらないほうがいい。
そんな考えです。
でも、そうはいきませんでした。
途中でやめちゃう私を見かねた親が言いました。
「部活やらないなら飯は食わせないと」
当時から体重は100キロ近くで食べるの大好き。
だから、好きに飯が食えないのはすごくつらいんですよね。
とはいえ、自分は運動は苦手だし.......。
一貫の中学のころからある部活はまず無しだと思ってました。
バスケ部、野球部、サッカー部とか。
ずっとやってる人の中になんて入れません。
狙うは高校から出てきた部活です。
親も同じことを考えていたので、卓球部や水泳部を推してきました。
いや、だからテニス系はダメなんだって!
ソフトテニス部が続かなかった私にとって卓球なんてもってのほかでした。
結局残ったのは水泳部と創部2年目のラグビー部でした。
結果として、いろいろなしがらみのないラグビー部に入ることに。
これはあの時のバスケ部と同じステージに上がれる。
運動が苦手なわたしには不安はもちろんありました。
でも、最後の夢をラグビーに託しました。
恥ずかしい話ですが、母親に背中を押してもらったということになりますね。
バスケ部の彼らと同じステージに立った!
もちろん今まで運動をしてこなかったわたしにとってラグビーの練習は大変でした。
でも、それ以上に楽しかったんですよね。
ラグビー部では一人の男として認めてもらえたような居心地の良さ。
居心地が良いと思えるわたしがいれば、悪いと感じる彼らもいます。
ラグビー部のノリってかなり特殊なので、辞める人は結構いました。
そんな退部者の中には、私と同じポジションのうまい人がいました。
おかげで回ってきました。
忘れもしない秋の新人戦。
監督からいただいた背番号「1」。
憧れていた運動部のレギュラーになりました。
オーストラリアでみたステージ上の彼らと同じステージに上り詰めました。
いや、むしろ中学の頃バスケでぶいぶい言わせていた彼らの大半は高校のバスケ部を退部していました。
ということは、立場が逆転したんじゃないか。
割とマジで思っていました。
なんせ、中学の頃はろくに運動できなかった私は運動では最底辺だ。
それが、高校の球技系部活のレギュラーだ。
しかもラグビーなんてそうそうできる競技じゃないし。
どうだ!下剋上だ!
女子も私のひたむきな努力、あえてラグビーというハードな競技というアウトローさにひかれてくるだろう。
そんなことを思いながら、スクラムを組んでました。
でも何故か、女子からのアクションがなかった。だから奔走した。
高校1年のころスキー合宿があった。
常日頃からわたしは女子にラグビーのことに食いついてもらうにはどうしたらよいかを考えていた。
そういえば、夏の林間学校の時に野球部が監督に素振りを命じられていた。
だから、バットを持って行っていた。
野球部だねえ。
わたしはスキー合宿の折「ボールの感覚を忘れぬよう」という名目でラグビーボールをもっていった。
珍しいだろう!
なんせ内進クラスでは4人しかいないラグビー部の一人なんだからな。
なんとこれは功を奏した。
どうやら小学校のころラグビースクールに通っていた女子に話しかけられた。
うれしさと時間の短さで内容はあまり思い出せないが、
「昔と違ってかっこよくなった。」という非常にうれしい内容だった。
高校2年の林間学校。
相変わらずラグビーについて何も女子から聞かれない私。
今回は宿舎でのTシャツを工夫した。
「炎のタックルは俺の魂だぜ!」
と背中に書いてあるシャツをこれ見よがしに着ていたのだ。
そして迎えた夜。
クラスの陽キャラの男子が女子と密会するらしい。
私は土下座して混ぜてもらった。
「また、みんなで遊ぼう」そんなコメントをいただいた。
リア充体験がもたらしたもの
林間学校の次の日。
私は学校に向かっていた。
夏休みの何の変哲もない日。
何しに向かったのだろう。
そんなもの練習しかないだろう。
夏休みだ。
9月には県予選もある。
練習しないわけがないだろう。
林間学校の女子はどうなったって?
そんなのその時にはわからないし、まじめに練習に行くだけだ。
数週間後の新学期にならないとわからないだろう。
休み明け。
私は陽キャラ男子にきいた。
「遊ぶって話はどうなったの?」
「どうだろう......。」
陽キャラは濁した。
私は言葉をそのまま受け取り残念な気分になった。
せっかくの縁だったのに。
中学といい高校といい男女が堂々と会話するシーンはほとんどない。
では、このときの陽キャラはどんな時に女子と仲良くなっているのだろうか。
当時の私でも浮かんだ仮説。
見えないところで仲良くなっているのだ。
学校というものにはどこかにそんな隠れたコミュニティがあるのだ。
私は今回の件、陽キャラに土下座しても混ぜてもらいたかったのはそのコミュニティに入るための縁がほしかったからだ。
どこかにきっかけさえあれば。
そんな期待からの行動だった。
学校と部活というコミュニティだけでは、女子との交流もままならない。
ちなみにだからこそ、スキー合宿の時の女子ともそのあとに話す機会はなかったのだ。
連絡先交換しとけって?
わたしの学校はケータイは禁止でした。
みんな持ってきていたけど、先生に見つかると没収されます。
ひどい教員は逆パカしてぶっ壊してきます。
話した場所は公衆の面前でした。
ちなみに、林間学校の話。
その陽キャラとその時いた女子はそのあとも結構仲良かったと思う。
邪推だが、きっと夏休み中に一緒に遊んでいたんだと思う。
そもそも、林間学校の時に私が混ざったのは彼ら的にはジャマだったのかもしれない。
まとめ
→ゆえに中高の非モテ生活は仕方ないところが多い。
球技系部活のレギュラーになってもモテない人はモテない。
→そんなあなたの頑張りが認められるのは大人になってから
いかがでしたでしょうか。