前回、私非モテの象徴は出張先の名古屋にて現地の美人軍団に目を奪われ、もう何度目かもわからない彼女をつくろうという決意をしました。
しかし、そう簡単にもいかないのが非モテ。
たかだか街コンの申し込みをするのにも脳内国会が開会。
りょうた国首相を徹底追及する私自身の自意識をなんとか説得し、さんざん葛藤をしながらやっと街コンへの参加を決めます。
街コンへ申し込むだけで一つの記事が出来てしまうのが私が非モテの象徴たるところでしょうか?
そんな中また新たな葛藤が私を襲います。
出張先で作った彼女は“現地妻”なのではないか?

仮にここで彼女が出来てもいつかは別れることになってしまうのだ!
流石の俺でもこれが思い上がりなのは解る。
だが、仮に上手くいってもすぐに別れるこなってしまうのはいまいち気が乗らない。

俺は自己紹介で何と紹介すれば良いのか?
出張先でさみしいから現地妻を作りに来ました!

そんなトップ非モテが現地妻なんて恐れ多いことこの上ない。
街コンに行くだけで幾多の自意識と戦う
現地妻。
フツーの人にとってはとても耽美な響きだが、非モテの私にとってはあまりにも向こう見ずな言葉だ。
これではモテないくせにスケベ心満載のただのムッツリ変態になってしまう。

仮に言わなかったとしよう。
正直なところ出張先で仕事以外の知り合いはいないので、単純に飲み友達ができるだけで非常にありがたい話なわけで。

そうそう素直な気持ちで出会いに行けるワケがないのだ。

そう、街コンに行ってもきっとこういう風に思われてしまうかもしれない。

「キャッ!この人現地妻を作りに来てるの!?」
「非モテのクセにキモーいwww」

街コンに申し込むだけで自意識系非モテ=りょうたの図式が明らかになる
上にも書いたけど、せっかく名古屋に来ているのだから東京の人間として現地の人と仲良くなるために参加するだけでも全く問題はないわけだ。
にも関わらず、


たかだか、自己紹介の一つだけで天を突くような高すぎる自意識。
そんな僕、つまり自意識を意識しながら街コンの日を待つのだった。
次回へ続きます。
最後まで読んでくれてありがとう。