非モテの生態解明

いつだって僕らの前には見えない壁

その壁はいつだって僕に立ちふさがる。

鋼鉄の城壁

飛び交うのはさまざまなやじるし。

仕事を定時に終わらせ向かう。
電車に揺られ、いつもとは違う道のり。

駅に降りて向かうはいつものカフェバー。

ある曜日は貸切のイベントが行われるそのカフェバーではすでに人が何人か。

「こんばんは。今日はどこから来られたんですか?」

僕はすでに壁際に固まっている女性に話しかける。

今度こそと壁に立ち向かう

世の中には顔の広い人間がいて、こうやって男女を集めて交流をするのだそうだ。
(まったく酔狂な人がいる)

だがそんな酔狂な集まりに集まる僕も酔狂。
そうやって僕は酒に酔うのだ。

「ああ!北海道旅行いいですね!ジンギスカン鍋からアツアツのお肉を取ってごはんをかきこむのは至福の瞬間だもん!」

「そうそう!本当においしいですよね!」

酔った力で饒舌になった僕は楽しそうに女性の話に同調し、そんな女性も楽しそうに笑う。

古今より旅先の話は酒宴に彩を与える。
轟轟と響くジェット機のエンジン音、瑞々しい海鮮の味覚、紺碧に突き抜ける真冬の空、温泉地の活気の混ざった匂い。

ここにはない、さまざまな景色をイメージすることはどこの人でも楽しいものだ。

そんなこんなで話は盛り上がり、お互いが子供のころに好きだったアニメの話や今の仕事の話などが尽きることなく交わされたのだった。

開かれる壁

「じゃあ、ラインでも交換しましょう!」

宴もたけなわ。
僕は縦の線=今後の関係を続けるべく連絡先交換を申し出る。

「もちろん!」
女性は扶桑花(ハイビスカス)を思わす繊細なほほえみで応える。

カフェバーを出た僕を出迎える、さやかな風は酔い火照った頬を清める。
最寄駅へ向かう僕をメトロポリスの夜景が祝福した。

帰りのメトロの中。
僕は真っ先に女性にメッセージを送信。

既読はすぐにつき、トークルームには直ぐに新着が。
阿吽の呼吸。

先ほどの鮮やかの時間が再び舞い戻る。

僕が返信をする。
女性はすぐに返信をする。

あの時共有した心象風景はまだ残っているようだ。
こうして僕は家に帰る。

明日も仕事だ。
楽しい時間とはいったん離れ眠りに落ちたのだった。

すべてを絶つ壁

翌日朝。
電車の中で再び僕は縦の線を送る。

メッセージは既読はつかない。
忙しい朝だ。仕方ない。
何においても仕事は優先だ。

僕は一瞬仕事から解放される束の間に携帯電話を覗き込む。
朝と同じ状態だ。

これを家に帰るまで繰り返した。

結局朝送った縦の線。
横の線は返ってこず、その日は就寝した。

次の日からは僕も携帯電話を見る回数が減っていった。
なぜなら、あの時心象風景をともにしたトークルームはあの朝と同じ状態だったから。

これからもずっと。

ある日わたしは、友達一覧からあの女性を消した。

楽しい風景をともにしたあの夜。
だがその風景は次の日には壁にさえぎられることとなった。

あるとき交わした楽しげな風景はとある壁に必ずさえぎられるのだ。

その壁を2日目の壁という。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

出会いの場で盛り上がった女性とラインを交換して、その日中は返信が続くが翌日になると全く返信が来なくなることってよくありますよね

私はこれを2日目の壁と呼んでます。
日がたつにつれラインの返信が遅くなり、次第にフェードアウト臭が漂ってくるような現象も似たようなものでしょう。

理由はそもそも恋愛対象ではなかったってところでしょう。
飲んだ時のテンションなら楽しいけど普通になればわざわざ連絡しようとなんて思わなかった。

こんな経験みなさんもあるでしょう?
私は100回以上はあります。

いかがでしたでしょうか。

  • この記事を書いた人
ryotajukucho

りょうた”元”塾長

31年彼女のいない本物の非モテ。文章中では饒舌だがリアルではコミュ障。 主な役割:フリー素材モデル。tiktokcer。恋愛イベンター。

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