僕の非モテライフは......。
非モテを楽しむ会心の一手とは?
前回のお話しでは、クソプライド系非モテであるこの俺は、自身による非モテイジリにフラストレーションが爆発寸前。
たまには他人の非モテエピソードをいじってみたい!
そんな俺は会心の一手を考え付いた!

さて会心の一手とは何なんだろうか?
結婚式と非モテと禁断の話題
先日、同級生の結婚式があった。
お話しはその際に集まった同級生数人の会話から。
集まったのは3人。
ご存じ非モテの象徴の俺。
そして未婚者の女友達のAと、既婚者の女友達Bだ。
同級生ということで俺も二人のいい歳。
御年32歳だ。
この結婚式という場面。
一人の既婚者と一人の未婚者。そして一人の非モテ。
既婚者Bが口にする話題は自然とこうなるだろう。
「Aちゃんもそろそろいい人はいないの?」
当然だが、非モテの象徴である俺は質問の対象外だ。

そんな彼女の答えはこの通り。
「いやぁ、この前一人でラーメン屋で飲んでいた時に仲良くなった人がいるんだけど、その人に家族がいてねぇ、ははは......。」
いい人はいる?との質問に対し、
ラーメン屋にいったら不倫をしたと答えたのだった。
冷える。凍り付くような会場の雰囲気。
幸せの象徴である結婚式場の空気が、不倫という真逆な逆風によって冷めていくのが俺には見えていた。
俺はあんぐりと口を開け、何も言えなかった。
既婚者Bは呆れながらも、
「Aちゃんも落ち着こうよ......。もう33歳になるんだからさ......。」
(もちろん非モテの俺は蚊帳の外だ!)
「笑って欲しかったんだけどなぁ......。」
Aがさぞかし残念そうに言った言葉は結婚式の幸せによってすぐにかき消された。
一つの非モテエピソードが消えて行ってしまったそんな一幕。
非モテな話を笑い飛ばせない
そこで、俺は後頭部をガツンと殴られたような気分になった。
そこで、笑い転げるのが俺の仕事じゃねぇのか?
結婚式という幸せの象徴の中で、最も忌まれる話題である不倫。
それを笑い飛ばして、空気をぶっ壊すのが俺の仕事なんじゃないか?

そう、不倫という時点で結婚式場で最もあり得ない話題なうえ、ラーメン屋での出会いが不倫関係につながるという因果関係ガン無視の展開。


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キラキラした幸せエピソードも素晴らしいですが、このような話をかわいそうと触れないでいるのはどうなのでしょうか?
ちょっと潔癖な風潮ですよね?

「そんな空気じゃなかった!」と。
あまりにも、フツー過ぎてがっかりしましたか?
だが俺は声を高々とこう言いたい!
非モテな話を笑い飛ばせない空気が多すぎる!
非モテな話題は口をつぐむべきなのか?
果たして非モテな話というのは口をつぐむべき話題なのでしょうか?
たしかにTPOによっては避けるべき話題にもなりますし、かわいそうとか不埒だとか思う方は多いと思います。
だけど俺が思うのは、みんな悪意があって非モテなことをやってるわけではないということ。
そんなにそぐわない話として避けるべき話なのだろうか。

と意気込みますが、俺にも最低限の社会性があるわけだ。
だけど、これを意図的にやるのって空気を読むより難しいんですよね。
既に出来ている空気をぶっ壊して笑いをとったりなんてむしろコミュニケーションの神です。

非モテエピソードを笑える空気は必要である。
そんなこんなで最初の話に戻ります。
非モテエピソードをいじる会心の一手とは?
核心は次回へ。
最後まで読んでくれてありがとう。