非モテのライフハック

南キャン山里さんの結婚のニュースは、僕にとって生まれて初めての経験を与えてくれた。

https://www.j-cast.com/2019/06/06359434.html?p=all

みなさんご存じかと思いますが、世間をこんなニュースが騒がせました。

南海キャンディーズの山里亮太さんが女優の蒼井優さんと結婚。

そもそも芸能人の結婚ニュースが嫌い

僕は32年間1度たりとも芸能人の結婚会見に感情を動かされたことがない
もともとテレビはほとんど見ないので興味がわかないというのはある。
これはそんなに変なことではないかも知れない。

ニュースというものは優先順位があると思っている。
特に朝の限られた時間をとるのだから、少しでも実用性があるニュースを流すべきだと思っている。

例えば昨今の北朝鮮情勢なんかは、自分の命に係わるニュースなので「今日は動きがなかった」ということを含めて毎日流すべきだと思っている。

だから、その貴重な時間に芸能人の結婚ニュースが入れられることには非常に強い憤りを感じていた。

芸能人の結婚は自分の生活にとって何のプラスにならない!

朝から暗いニュースを見たくないという人の気持ちもわかる。

だが、「自分の命と気分どっちが大切なの?」

こんな、気持ちを抱えながら芸能人の幸せを見ていた。

生まれて初めて他人を祝福できた。

そもそも、人の幸せな姿なんか見ても何にも自分の生活の足しにはならない。

こんなことをいうと人の幸せを呪う嫌な奴に見えると思う。
だが、こんな僕でも友人や先輩の結婚式は素直に祝福できる

なぜなら、彼らに世話になっているからこそ今の自分がいるからだ。
だけど、テレビの中の芸能人は知り合いではない。純然たる他人だ。

何の影響もないただの純然たる他人がどうなろうと基本的に何とも思わない。
むしろ思えないというのが正しい表現だろう。

だが今回生まれて初めて、感動してしまった。

全くの。純然たる他人の幸せを心から祝福してしまった。

これが今回の山里さんと蒼井さんの結婚のニュースでした。

リアルを自分の目で見て判断したかった

僕が山里さんの結婚のニュースを知ったのは2CHのまとめサイトからでした。

なんとなく仕事をサボりながら開いたのがこのニュース。

蒼井さんの悪い噂に対する記者の無礼な質問に案の定荒れる2CHのスレッド。

僕は山里さんのいわゆる神対応に俄然興味をそそられました。

googleで検索をかけると、会見の様子なんかもちらほら。
すぐに会見の様子の文字起こしを読みました。

すでに僕の目には熱いものがあったのかもしれません。

少し長いけど、山里さんの結婚会見のノーカット版です。

どうしても、他人の恣意的な情報変換を避けたかったからです。

僕は実は動画が好きではありません。
情報を仕入れるには文字のほうが手っ取り早いからです。
ですが、今回は別。
会見場の雰囲気や彼らの表情を自分の目で見てみたかったからです。

悔しさを受け入れれば受け入れるほど、心のバネは縮んでいく

実は以前に山里さんの天才はあきらめたを読んだことがあります。

僕もノート魔で、昔メンタルをやってた時の経験から何かとつけてノートにアウトプットすることでうまく自分を修正していました。
そんな経験から手に取った一冊でした。

嫉妬発信からの努力というものは、僕にも大いにありました。
こちらの記事でもお話しましたが、徒競走で大きく劣等感を感じていた運動。

運動音痴の僕でも仲間と一緒に肩を並べたい。

こんな気持ちでラグビーをがんばった経験です。

これ以降も、常に感じる自分への劣等感。

彼女なんて作るのは簡単じゃん!

僕より遥かに努力のない人間からの痛烈な口撃。
この悔しさをバネに。

僕の彼女をこんなに素敵なんだぞ!

いつか言える日を夢見ながら何年も戦ってきました。

究極の優しさ。

山里さんの結婚会見は天才はあきらめたの内容、山里さんの生き方の集大成(現状までの)に感じられました。

蒼井さんへの意地の悪い質問の返しなんかは、相当ノートでシュミレーションされたのではないでしょうか。
あの本を読んだイメージで語らせていただくとこのように思えます。

ですが、これが山里さんの優しさなんだと思いました。

山里さんでしたらあのような質問が飛ぶのは容易に想定しているでしょうし、そこから自分の大切な妻をもっとも良い形で守るにはどうすればいいのか?

真摯な山里さんでしたら、そのためにどれくらいのノートを使ったのか?

そして、その姿勢が蒼井さんの救いになった。
ここに二人の真の理解があった。

僕はその姿を勝手に想像して感動していました。

真面目にがんばっていればいいことあんねんな。

今は頑張ることを否定する風潮があります。

おそらく、このような念入りな準備で臨むということを我々素人が一般女性にやると99パーセント引かれます。
これは芸能人である南海キャンディーズの山里さんだからできるのであって、我々には無理と。

そんな風潮が大半です。

しかし、天才はあきらめたからの引用で恐縮ですが、これは無理だからやらないという言い訳なんですよね。

そんな風潮に負けるのではなく頑張れ!
真面目に頑張ってればいいことがあるんだ!

そんな世界でも一生懸命やっていればこんな素敵なゴールを用意してくれるんだと。
(会見より引用)

これが山里さんのメッセージなのだと思います。

以上。

  • この記事を書いた人

りょうた”元”塾長

「元」非モテの塾長。30年を超える非モテ人生の果てに現在の彼女と出会い、当たり前な幸福を手に入れる。自身の非モテ人生によって培われた感性で恋愛について雑多に語る文筆家。

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