非モテの生態解明

第1印象が第一とされる出会いにおいて君は何を目指すか?

こんにちは。
非モテハッカーのりょうたです。

前回は哲学サロンというところで出会いについて話し合ったところ、
人生における大切な出会いというものは、結果を振り返ってどんな出会いだったかが初めてわかる。

ということを思い出しました。

前置き

確かに私は非モテで過去に大切なコイビトという人を1人も持ったことはありませんでしたが、大切な親友は存在します。
そんな親友との出会いは出会いの瞬間に親友だと分かったわけでもなく、むしろ嫌な奴という印象のほうが強かったと思います。

ですが、現在の恋愛における出会いはどうでしょうか?
恋愛における出会いをこれからの人生のパートナーを探す出会いとしている人は多いでしょう。
人生のパートナーという非常に大切な相手との出会いは親友との出会いのようなプロセスをたどっているのでしょうか?

いえ、出会った瞬間に、
恋愛における出会いは、出会った瞬間に決まるといっても過言ではない。

この人なら一緒にいてラクそう。
この人なら私を大切にしてくれそう。
この娘とならヤレそう。

このように一線を引いてから考えている人が殆どだと思います。
よくよく考えるとこれって変じゃないでしょうか?

前置きは長くなりましたが、今回はこのようなことを考えていきます。

第一印象が最も大切

現在の恋愛における出会い、出会った瞬間にこの後の関係を考えて線を引く出会いでは第一印象が最も大切といえます。
簡単に言えば第一印象至上主義な出会いといえます。

恐らく出会いの場に繰り出している方なら、いい出会いにするために必要なことを調べているかと思いますが、これらはすべて第一印象をよくする為だったり、良い第一印象を与えてからのテクニックが前提だったりします。

良い第一印象という概念ですが、簡単に言いくるめると普通であることに集約されます。

確かに変な人とは出会いたくありません。特に女性の場合は変な人と付き合うリスクは相当なものです。

不特定多数の人と出会うという性質上、変な人への警戒が優先第一位となります。
こればかりは仕方ありません。

みんながみんな普通を目指す。

誰だって彼氏彼女が欲しいので有効な出会いをするための努力をします。
つまり普通を目指すということです。

当然のことです。不特定多数の候補から効率的に相手を選ぶには、「変かな?」と思ったら切るのが合理的だ。
故に、あなたの個性を出すのは後からです。というアドバイスがまかり通ってしまう。

はっきり言ってこのというのはいつ来るのだろうか甚だ疑問だがこの結果生じるのが無個性化だと思う。
私はこの無個性化が今の出会いの閉塞化を呼んでいると考えている。

「たくさん居る男性から一人を選べない!」と思う女性の悩みの奥底もこれが起因なんだ!

普通を目指すということは無個性を目指すということ

普通を目指すということはどのような状態だろうか?
実は簡単にイメージできる例えがある。

一堂にそろう黒のスーツ。
靴から髪まで総員漆黒。
腕にはまった白銀の時計は唯一のアクセント。

なんだ?

答えは簡単、就活生だ。
春になると一同リクルートスーツに身を包んだ無個性な若者が集まり、より個性を滅却すべく新入社員研修を受けるのを見るだろう。彼らの顔はすれ違って3秒で忘れる。
私の頭に残るのは新入社員一同という集団だ。

これを恋愛における出会いでいうと、出会いの場の異性という集団と言い換えられる。
私たちが仕事においておよそ1か月は新入社員を見ても集団でしか見ないのと同じように、出会いの場でもしばらくは異性の集団としか見れないのだ。
仕事では約20営業日という期間があるが出会いでは長くて2時間だろう。

無個性の中から選ばれるためには

こうして無個性な集団となってしまった出会いの場における男女。
特に男性が無個性な集団から1個人に昇格するには何をすればいいのだろうか?

とりあえず手あたり次第アプローチする。

これにつきる。
男性側の言い分を述べる。

話す前の相手が何を求めているのかはわからない。
なお、当の選ぶ側も何を基準で選んでいるかは後日にならないとわからない。
もちろん様々な要件があるにしても、その時のタイミングだったり(そしてそのタイミングを選ぶ自由は殆どない)、結局運要素が絡むからパイを大きくするしかないのだ。

相手は無個性なうえ波状攻撃のように入れ替わり立ち代わりアプローチを受ける女性としてはこの選別が困難になるのは想像が容易だろう。
まるで杉林のように量産型男子が並んでいる状態だ。


特にこれがアプリになると顕著だ。
男性側はいいねしてマッチングしないと文字通りお話にならないので手当たり次第にいいねする。

女性側は同じようなプロフィールの男性から大量にアプローチを受け選別に悩む。
選別に悩む女性だが、選別をしないといけない。
そこで選ぶ基準は最も明白かつ偽りが少ないだろう顔や年収になってくるのだ。

顔や年収は仮に偽ったら大問題なので賢明な方なら偽らないだろう。
アプリのプロフィールにはその他個性を出せるような紹介文はある。
だがここで変なことを書くわけにはいかないので皆一同画一的文章になるのだ。

結局特に女性にとって選びにくい状況が起きている。

まとめ

出会いの場では第一印象が第一
→変な人に会うリスクは避けたいですからね。特に女性からしたら大きなリスクです。
普通を目指すということは無個性になるということ
→無個性というのは就活生みたいな感じです。
無個性な人が無個性な人に選ばれるには数を打つしかない。
→結果としてアプローチは多量になり更に選びにくい状況が起きる。

次回はこの無個性な出会いを通じたカップルがどのようになるのかを考えていきたいと思います。

いかがでしたでしょうか。

  • この記事を書いた人

りょうた”元”塾長

「元」非モテの塾長。30年を超える非モテ人生の果てに現在の彼女と出会い、当たり前な幸福を手に入れる。自身の非モテ人生によって培われた感性で恋愛について雑多に語る文筆家。

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