非モテの生態解明

非モテの俺が実際にナンパしたときの心理とは?(5/6)~連れ出し成功→さっさと帰りたいの謎

恋愛最下層の非モテがモテの秘儀ナンパに挑戦する!

今回のシリーズは実際にナンパをした当時の私自身の気持ちを振り返りのお話しです。

悪魔のようなプレッシャーに背中を押されついに声掛けを始めた非モテ。
当然のようにされるシカト
しかし、あろうことか非モテはシカトに安心感を覚えてしまう!

非モテのプレッシャーと声掛けをすることによる達成感
そしてシカトされるからしゃべらなくて良いという本末転倒な安心感により、無敵状態のごとくナンパを続ける非モテ。

だが、そんな彼の有頂天は長くは続かないのだった。

非モテの俺が意を決してナンパを試みた!(前編)~不安の第一歩
非モテの俺が意を決してナンパを試みた!(後半)~心ここにあらずの僕が辿る結末は⁉
今回からの記事はこの二つの記事の前日談や、途中の心の内、後日談となっています。
上の記事のネタバレになりますのでご注意を。

連れ出し成功は非モテの恐怖の序曲

シカトという安心バリアに身を包み、非モテロボットはシカトという結果の分かった声掛けを行う。

しかし、これは終わる。
知っての通りだが。

 

 

 

このような、自分の非モテ性から逃げたいだけでナンパを繰り返していた私。

無敵状態で突き進んだ私の平穏はあっさりと崩れ去った。


そう、なんと私のナンパの足を止めてくれる恐ろしいほどに素晴らしい人間に出会ってしまったのだ。

その瞬間俺の脳内非モテは大暴走

これまでに隠していた自分への不安相手への恐怖自分への期待相手への渇望がニョキニョキと噴き出してきた。

無敵だった非モテは、奇跡の返答によって崩壊していく

私はキノコのように生えてくる内面の不安を必死に手で押さえつけていた。

相手は東京の地理が不安だ。
それに対して自分にとってはホームだ。

新宿の南口から丸井までの案内という道すがら、不安が止まらない非モテにとって、このちょっとした優越感はまさに溺れる者の掴む藁と同じだった。

この頼りなさすぎる優越感を手放せばあっという間に内面の非モテ性がニョキっと顔を出すからだ。

タイガーナッツなる聞いたことはあるがよくわからん物体に対して、
「そんな穀類もあるよね~」と知ったかぶりしてしまうのも、非モテ性押さえつけるためだ。

 

 

はっきり言って一言話す一歩歩くたびにボロボロボロボロと不安や期待が顔を出す。
押さえつけてるつもりだけど全く押さえつけられない

何をしても非モテ。

 

 

ナンパで怖いのはシカトなんかじゃない

あの時の新宿南口から丸井までの数百メートルは、海外映画に出てくる遥かな道よりも長く感じた。

 

 

 

本気で早く逃げたいと思っていた。

だから、連絡先の交換の時も保存を忘れてしまったのだと思う。

この時の私の心は、生まれて初めてナンパで連れ出しに成功して連絡先をゲットできたという喜びなんてどうでもよくて、何とか、ナンパにおいて成長がみられた証としての連絡先をゲットしてさっさと逃げたかった。

喜びなんかより、ただノルマを達成できた証拠を持ち帰りたかっただけ。
大変な仕事を終わらしてさっさと家に帰りたかった。
果たして、恋愛というモノはノルマであり大変な仕事なのだろうか?

ナンパという戦場から帰還

声掛けをして止まってしまったら何を話せばよいのだろうか?

考えないようにしていた不安が的中してしまいました。

不安が隠せない私は、その場から逃げ出したい気分、上の空で会話を続けていました。

タイガーナッツ?ああ、そんな穀類あったね(笑)

心は負けそうなのに、偉そうな口調
知ったかぶりのタイガーナッツ穀類ではなく根菜だったという恥の上塗りも奇麗にこなします。
↓詳しくはこちら
非モテの俺が意を決してナンパを試みた!(後半)~心ここにあらずの僕が辿る結末は⁉

次回はこの大失敗?に終わったナンパから生還したときの気持ちを振り返ろうと思います!

最後まで読んでくれてありがとう。

  • この記事を書いた人

りょうた”元”塾長

「元」非モテの塾長。30年を超える非モテ人生の果てに現在の彼女と出会い、当たり前な幸福を手に入れる。自身の非モテ人生によって培われた感性で恋愛について雑多に語る文筆家。

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