非モテの生態解明

非モテの俺が実際にナンパしたときの心理とは?(6/6)~モテるを換装して最後に何が残る?

非モテの俺がまさかのナンパに手を出すとは!?

今回のシリーズは実際にナンパをした当時の私自身の気持ちを振り返りのお話しです。

意を決して始めた声掛け!
非モテの俺はシカトされることにまさかの安心感を覚え、無敵になったような気分で声掛けをする。
しかし、そんな有頂天はすぐに終わることになる!

非モテの声掛けに奇跡的に立ち止まってくれた女性に右往左往。
もはやさっさと逃げ出したい!
そんな気持ちから、相手の連絡先を保存し忘れるという大チョンボをして帰路についた。

非モテの俺が意を決してナンパを試みた!(前編)~不安の第一歩
非モテの俺が意を決してナンパを試みた!(後半)~心ここにあらずの僕が辿る結末は⁉
今回からの記事はこの二つの記事の前日談や、途中の心の内、後日談となっています。
上の記事のネタバレになりますのでご注意を。

経験によって不安を無くす!うーん、引っかかる

不安のなか、逃げ出したい気持ちでの生涯初のナンパ連れ出し

自分への不安により連絡先を保存し忘れるという大失敗。

この成長なのか失敗なのかよくわからないナンパなるものをした後日。

当時の私はきっと真面目に反省していたのかもしれない。

しかし、反省した結論はとてもつまらないもの。

もっと数をこなせば女性と話すのに慣れてくるだろう。
これはどこのブログでも書いてある一般論ですね。
もっと数をこなせば、いちいち女性の反応に感情を動かされたりはしないどんどん自分の都合の良い方向に動かすことができる。


数をこなすことで自分の非モテ性を表面化させないで済むといことだ。

どんどん経験し、恋愛における悩み無くしていく。

特に女性との経験を積んでいくことによって、好きな女性に振り向いてもらえない苦しみや仮に付き合った女性がどこかに行ってしまう不安を無効化させる。
もっと言ってしまえば、女性との経験を積むことで女性に対して何も感じなくなる

非モテを隠して大変身したらもう別人

その時の自分はとにかく自分の非モテ性を隠すことに必死だったんだろう。

非モテ性を隠して隠して隠して、不安のきのこを喰らい、全く別の人間にでもなるつもりだったんだろうか?

 

 

きっとそこが引っかかったんだと思う。
とにかく苦しい思いをして、頑張って自分の非モテ性を隠して全く別の人間になってやっと女性を射止めて
その先は何も感じなくなること。
さすがに当時はそこまでは考えていませんでしたけどね。

ただ、そのあともうまくいくことはなかっただけ。
しかし、今思えばそれで本当に良かったと思った。

非モテにとってモテるは改造手術!

きっとこのまま、何も感じなくなるまでナンパしたら本当にロボットになっていたと思う。

こうやって自分の非モテ性を隠すようにナンパやテクニックを身に着けることは、自分の内臓を人工の内臓に交換するようなものなのかもしれない。

きっとうまい人は自分に人工のパーツを増設するだけだろうが、私みたいなとにかく自分に劣等感を持ってる人は多分人工のパーツを換装してしまう。

どんどんと自分の弱点が気に入らないからと人工のパーツに変えていっていって、最後はきっとサイボーグになってしまうんだと思う。

モテという武器を持つのでなく、モテという武器になってしまうのが非モテ

モテる為に、いや恋愛をするため自分を磨くこと良いと思います。
上のたとえならばパーツを増設するだけだから。
だけどモテる為に、自分の非モテの苦しさを無くすため変わること。
天然の自分人工のパーツと交換してしまうのはどうなのだろうか?

私が非モテが恋愛のために自分を捨ててまでもモテようとすることに対して懐疑的なのはそのためです。

自身の不安や恐怖を無理やり抑え込んで、声掛け、マウント、ルーティンといった人口のモテパーツに換装して、ロボットになる必要があった。

ナンパというモノは非モテの俺にとって本気で嫌だったんだと思う。


モテる為に改造手術を受ける非モテの私はきっと女性と関係を持つ頃には完全にサイボーグになっていたんだろうなと思います。

まとめ?

以上が非モテの俺が意を決してナンパを試みた!(前編)~不安の第一歩
非モテの俺が意を決してナンパを試みた!(後半)~心ここにあらずの僕が辿る結末は⁉

の補足でした。

少し長編になりましたがいかがでしたでしょうか。

非モテはナンパ一つするのにもこのような葛藤が現れます。

〇やる前から不安で頭が暴走列車
〇シカト続きで安心してロボットに乗り込む
〇やっと立ち止まってくれたら、不安すぎてキノコだらけになる
〇モテる為には自分を改造するしかない
ナンパするだけで、列車にロボットにサイボーグが現れる。
ハリウッドもびっくりですね!
ナンパ一つで長編映画ができてしまう...。それが非モテ!

本当に大長編でした。
最後まで読んでくれて本当にありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

最後に

確かに、モテるように一生懸命になることも成長だと思います。
私はそれ自体は悪いことだとは思いません。

ですが、私は悩む機会を無くそうとしなくてよかったと思っています。
どういうことかと言うと、とにかく非モテの悩みを無くそうと一心不乱にナンパをして、女性に関して何も感じなくなって悩むような状態を目指さなくてよかったということです。

非モテというモノはとてもつらいです。現在進行形でつらいです。
だけど悩む時間はきっと捨てたものじゃないと思います。

こうしてブログにしているのも悩んだからなので。

 

 

 

はあ、非モテのままでよかった。

  • この記事を書いた人

りょうた”元”塾長

「元」非モテの塾長。30年を超える非モテ人生の果てに現在の彼女と出会い、当たり前な幸福を手に入れる。自身の非モテ人生によって培われた感性で恋愛について雑多に語る文筆家。

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