アニキに弟子入りさせてください!僕も人気者になりたいんです!
冴えないオタクデブの転校生は言った。
野ブタ。をプロデュースを読んでみた非モテ
この野ブタ。をプロデュースだが、ドラマと小説ではだいぶ違うということを皆さまは知っているでしょうか?
わたしもつい先日まで知らなかったもので、どんなものかと読んでみたのですが……。
非モテ。をプロデュース?
ここで冒頭のやりとりを思い出してください。
これは堀北真希ではなくて冴えないデブ男こと野ブタ。が主人公の修二にプロデュースを申し出る場面です。
さて、ここで本題です。
このくだり、うちのブログを見るような非モテならばピンとくる人も多いでしょう。
多くのモテ本の冒頭でも、モテテクをレクチャーされる主人公と読者の間でシンパシーを持たせるために『モテなかった男がモテ男に弟子入りをする』、という茶番寸劇が散見されます。
「お前モテたいのか?」
「はい!モテたいです!」
「ならば今までの非モテな自分は全部捨て去れ!決別だ!」
今回は野ブタ。をプロデュースから見る非モテのプロデュースについて考えていきたいと思います。
なお、今回の記事ですが野ブタ。をプロデュース(小説)の内容に関係することを書くので『ネタバレはイヤ!』って人は是非野ブタ。(小説)を読んでから本記事をお読みください。
非モテ。をプロデュースするならあなたならどうする?
さて、再度冒頭のやりとりです。クラスの人気者の修二は冴えないキモデブ転校生の人気者へのプロデュースを受けます。
さあ、あなたが修二なら何をさせる?
おそらく大概の人はこう思うのではないでしょうか?
満場一致だと思う。もし、最初に↑以外の手を考えた人が居たら、ご褒美をあげたいレベル。
だけど、野ブタ。をプロデュースではそうではありませんでした。
修二が野ブタ。に真っ先にやったことはそう..................。
断髪式だ!
お前が目指すのはいじられキャラだ!このご利益無さそうな大仏みたいな風態な愛されるいじられキャラになれ。
ここのポイント!
スリムなイケメンへの変身ではなく、いじられる愛されキャラという冴えないキモデブからのアレンジであるというところです。
非モテをプロデュースするには変わらないといけないのだろうか?
これが今の恋愛のアドバイスにも通じるところがある、とわたしは思いました。
たしかに恋愛は競争の面が大きいし、最低限身につけないといけないソーシャルスキルは存在します。
そして今恋愛において与えられるアドバイスの主流は、今までのモテなかった自分を全否定して決められたモテるイメージに変わって行こうというスタイルが占めています。
ですが、コレ、私は言い切ります。
変わっちゃいけないんです。