前回は亀梨和也主演でドラマにもなった野ブタ。をプロデュースの小説版でのプロデュース方法への勘違いと今の恋愛でのアドバイス方法との共通点についてお話ししてきました。

きっと皆さんは痩せてカッコよく変われ、と考えるでしょう。
これと同じことが非モテをモテさせる恋愛アドバイスにも言えます。
お金のために色んな自分を使い分ける。たとえそれがなりたくなくても
はっきり言って我々現代人は色んな顔をTPOに応じて使い分けしています。
仕事で後輩を指導する場面が多ければ不安がられないよう強めに振る舞いますし、先輩に囲まれる場合は従順な振る舞いをしたり。

色んな自分、つまり色んなオールを使い分け、社会の荒波を漕ぎ進めていきます。

コレが仕事なら仕方ありません。
仕事を効率化させるためにたとえなりたくない自分だろうと色んな自分を使い分けると言うのは社会人として必要な手段です。
そしてその見返りとして給料がもらえるわけなので。
お金をもらうために自分を捨てると言うのは、できればやりたくありませんが、現代人である以上必要でしょう。
プライベートでも変身しなきゃいけないの?
ですが、プライベートではどうでしょう?


繰り返すようですが仕事なら、自分という商品の改善だから仕方ありません。

仕事で変身して、恋人の前でも変身して。
素の自分でいれるのはいつですか?

だけど、もちろん恋愛も競争だから頑張らなきゃいけないことはたくさんあります。
明らかに汚いカッコや会話のキャッチボールができないのなら改善は必須です。

野ブタ。がヒントです。
非モテのプロデュースのヒント。それが野ブタ。をプロデュースだ!
野ブタ。のプロデュース方向はいじられキャラでした。
不良にいじめられても抵抗するのではなく従順にへり下ることで笑いをとって、結果いじめを回避しました。

ただでさえ野ブタ。がイケメンに変わるだけでも無理してるのに、武闘派になるのはさらに無理です。

恋愛のアドバイスも同じです。
頑張って元の自分を捨てて一つのモテテクニックを身につけたとしたら、次は更なるモテテクニックの研鑽が必要になります。

たしかに相手から選ばれる、と考えるならば周囲より秀でた存在になるため努力や変わることも必要なのは認めます。ですが、コレが野ブタ。のプロデュースを見てほしいところなんです。

変わってはいけないんです。
野ブタ。みたいにちゃん今までの自分の軸があった上でのアレンジでないといけません。
野ブタ。をプロデュースはそんなことを気づかせてくれた一冊でした。

と最後は野ブタ。をプロデュースをおすすめして終わりにしましょう。