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非モテ。をプロデュース 2/2〜変わってはいけない

前回は亀梨和也主演でドラマにもなった野ブタ。をプロデュースの小説版でのプロデュース方法への勘違いと今の恋愛でのアドバイス方法との共通点についてお話ししてきました。

キモデブいじめられっ子転校生の野ブタ。を人気者に。
きっと皆さんは痩せてカッコよく変われ、と考えるでしょう。

これと同じことが非モテをモテさせる恋愛アドバイスにも言えます。

お金のために色んな自分を使い分ける。たとえそれがなりたくなくても

はっきり言って我々現代人は色んな顔TPOに応じて使い分けしています。

仕事で後輩を指導する場面が多ければ不安がられないよう強めに振る舞いますし、先輩に囲まれる場合は従順な振る舞いをしたり。

まさに変身!

色んな自分、つまり色んなオールを使い分け社会の荒波漕ぎ進めていきます。

にわかちゃん
宙船ですか!?

コレが仕事なら仕方ありません
仕事を効率化させるためにたとえなりたくない自分だろうと色んな自分を使い分けると言うのは社会人として必要な手段です。
そしてその見返りとして給料がもらえるわけなので。

お金をもらうために自分を捨てると言うのは、できればやりたくありませんが、現代人である以上必要でしょう。

プライベートでも変身しなきゃいけないの?

ですが、プライベートではどうでしょう?

よく聞く恋愛のアドバイスをまとめると、モテるように変わるということは恋愛に適切な新しい自分をインストールして使っていく再構築作業だと言われています。
にわかちゃん
なんと言うか、すっごくお仕事チックなんですね……。

繰り返すようですが仕事なら、自分という商品の改善だから仕方ありません

だけど、プライベートをここまでビジネスライクにしてはいけないんです。

仕事で変身して、恋人の前でも変身して。

素の自分でいれるのはいつですか?

にわかちゃん
変身しなきゃいけない恋人との空間って……。

だけど、もちろん恋愛も競争だから頑張らなきゃいけないことはたくさんあります。

明らかに汚いカッコ会話のキャッチボールができないのなら改善は必須です。

だけど、ここから先は違います。

野ブタ。がヒントです。

非モテのプロデュースのヒント。それが野ブタ。をプロデュースだ!

野ブタ。プロデュース方向いじられキャラでした。

不良にいじめられても抵抗するのではなく従順にへり下ることで笑いをとって、結果いじめを回避しました。

イケメンキャラじゃ不良との対決は避けられず、そのままボコボコにされて、いじめられキャラがなくならず結局クラスのみんなから避けられて終わりでしょう。

ただでさえ野ブタ。イケメン変わるだけでも無理してるのに、武闘派になるのはさらに無理です。

そう、変わるということは一つ無理をするだけの話ではないんだ。

恋愛のアドバイスも同じです

頑張って元の自分を捨て一つのモテテクニックを身につけたとしたら、次は更なるモテテクニックの研鑽が必要になります。

無理をすると次に待ってるのは更なる無理

たしかに相手から選ばれる、と考えるならば周囲より秀でた存在になるため努力や変わることも必要なのは認めます。ですが、コレが野ブタ。のプロデュースを見てほしいところなんです。

自分へのプロデュースで人気者になること、全く変わってしまうのは大違いです。

変わってはいけないんです。
野ブタ。みたいにちゃん今までの自分の軸があった上でのアレンジでないといけません。

野ブタ。をプロデュースはそんなことを気づかせてくれた一冊でした。

本としても野ブタ。へのプロデュースが始まってからは非常にテンポの良い展開な上最後はとても考えさせられる終わりで、1時間ちょっとで読めた割には非常に面白い作品でした。ドラマとは大きく違う作品なのでドラマを見て内容を知ってると言う人も非常に楽しめると思います。

と最後は野ブタ。をプロデュースをおすすめして終わりにしましょう。

  • この記事を書いた人

りょうた”元”塾長

「元」非モテの塾長。30年を超える非モテ人生の果てに現在の彼女と出会い、当たり前な幸福を手に入れる。自身の非モテ人生によって培われた感性で恋愛について雑多に語る文筆家。

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